始めに
いまさらかもしれませんが、NeRFすごいです。
フォトグラメトリによる3D再構成結果と比べると革新的な技術に思えます。
www.matthewtancik.com
GitHubにコードがあるので私の環境でも動かしてみようとしたのですが、
- Windows PC(RTX3070搭載):WSL2のCUDA対応がうまくいかず。
OSをWindows10のinsiderPreviewかWindows11に更新すれば
動かせそうな気配もあったがまだOSを更新したくなかったので断念。
- Intel Mac:CUDA非対応なので断念。
NeRF作者のgithubをみるとGoogle Colabでも動くようなのでトライ。
残念ながら、最近Google Colabではtensorflow 1.xが非サポートとなったようでそのままでは動きませんでした。試行錯誤した結果、それっぽく動くようになったので、手順をシェアします。
環境構築
最初にgoogleアカウントを用意します。
持っていない人は下記のページで作成してください。
次に下記のリンクから「Google Colaboratory」を開き、ノートブックを新規作成します。
次に、下記ページを参考に、Google Colaboratoryにてgoogleドライブをマウントします。
www.teamxeppet.com
フォルダを移動します。
Google Colaboratoryの入力ボックスに下記のコマンドを入力後、左側の再生ボタンを押します(これ以降の部分も同様の手順でコマンドを実行していきます)。
cd drive/MyDrive/
次に、githubからNeRFのコード一式を持ってきます。
!git clone https://github.com/bmild/nerf.git --recursive
Google Colab「ファイル」のファイルメニューから「ドライブで探す」を実行
nerfフォルダの中にGitHubからダウンロードしたtiny_nerf.ipynbがあるので、ダブルクリックして開く。
ランタイム→「ランタイムのタイプを選択」ハードウェアアクセラレータをGPUにして保存
[重要]先頭のセルを次のように書き換える。
修正前
try: import google.colab IN_COLAB = True except: IN_COLAB = False if IN_COLAB: %tensorflow_version 1.x import os, sys import tensorflow as tf tf.compat.v1.enable_eager_execution() from tqdm import tqdm_notebook as tqdm import numpy as np import matplotlib.pyplot as plt
修正後
!pip install tensorflow-gpu==1.15 !pip install numpy==1.19.5 try: import google.colab IN_COLAB = True except: IN_COLAB = False #if IN_COLAB: # %tensorflow_version 1.x import os, sys import tensorflow as tf #tf.compat.v1.enable_eager_execution() from tqdm import tqdm_notebook as tqdm import numpy as np import matplotlib.pyplot as plt
あとは順次セルを実行していくだけです。
ランライムの再起動を求められたら、適宜「ランタイム」メニューから再起動してください。
では、また。
umikazeken.hatenablog.com