我が家の洗面台の混合水栓がだいぶ古くなってきたので交換することにしました。
かなり苦戦した箇所もあるので、ノウハウ共有を兼ねてポイントを公開します。
交換対象はLIXIL(Inax)のSF-4450SXという20年以上前のシングルレバーの混合水栓です。
これくらい年代物の水栓になると部品が固着していたりねじが腐食していたりするの取り外すのが非常に大変です。今回の作業時間の70-80%は古い水栓の取り外しに奮闘してました。かなり手こずったので途中で少し挫けそうになりました。
軽い気持ちで手を出さない方が無難かと思います。
途中でうまくいかなくなったら業者にお願いするという逃げ道が残されているのが心の支え。。。
型番の特定および代替品の選定
まずは、水栓の付け根にラベルが貼ってあるので、これを見て型番を特定します。
SF-4450SXは2002年に販売が終了しているようなのでこのページで代替品を探します。
iinavi.inax.lixil.co.jp
代替品は「SF-HE452SYX」ですね。
型番が似た製品がAmazonに20,000円くらいで売っていたので、これに決定
参考までに、選定時に候補に挙がった他の製品の情報を本ページの末尾に添付しておきます。
交換方法の予習
事前にYoutube等をみて手順や構造を予習しました。
【キッチンの蛇口交換】素人が取付を行うとこうなるのか!取り付ける前に参考にしてください。 - YouTube
DIY固着した古い蛇口交換に挑戦 苦労しました(^^;) - YouTube
古い水栓の取り外し作業の前に購入した代替品(SF-HE452SYX)の構造をざっと見ておくのもお勧めです。
古い水栓の取り外し
ここが今回の作業の山でした。私の場合難関ポイントが3か所ありました。
難関1:化粧カバーを回す
まず最初の難関は上の写真でラベルの貼ってあった部分を180度回転させる作業です。
この部分は化粧カバーの役割をしており、回すことでねじの頭が出てきます。水栓の奥に手を回して白いポッチをカチっと押し込んでから回します。
予習の動画を見ていた時から難関の一つかもと思っていましたが、ウォータプライヤーで回せば何とかなるだろうと甘く見ていました。
回りません
ウォータプライヤーが少し小さめだったのかもしれませんが、滑ってしまって力が入りません。
CRC-556を浸透させたり、ハンマーで打撃を与えてみたり。。。
回りません
結局こんな取り外し工具を買いました。Amazonで500円程度です。今後使うことはないかもしれませんが、業者に依頼することを考えれば安いものです。
この工具の効果は絶大です。あっさりと化粧カバーが回りました。
化粧カバーが固く固着している場合はこの工具はお勧めです。
化粧カバーを正面まで回すとねじの頭が見えてくるので、ねじ回しで外します。
難関1クリア!!
難関2:水栓を抜き取る
ねじを外せば、あとは水栓部分を持って上に引き抜くだけ。
抜けません
CRC-556を浸透させたり、ハンマーで打撃を与えてみたり。。。
抜けません
水栓金具をばらしてみても・・・
抜けません
少し強引ですが、水栓と洗面台の隙間にマイナスドライバーを差し込んで、ドライバーの柄をハンマーで叩いてじりじりと隙間を拡げていきました。
外れました。ベース部分が出現!!
難関2クリア!!
難関3:ベース部分を外す
次にベース部分を外します。これが最後の難関です。
外れません
ベース部分はくるくる回るので洗面台との間は固着はしていないのですが、ねじが錆びてボロボロになってました。ラッキーなことに片方のねじはスパナで外せました。
もう一方は全く回りません。ネジザウルスでもダメでした。まったく回せる気配がなかったので、やすりでねじを切ることにしました。切ることを考えると、ねじが錆びてもろくなっていたのは助かりました。
穴にやすりを差し込んでゴシゴシこすっていきます。
取れました。中の金具やネジは腐食してボロボロになってました。
難関3クリア!!
水栓が完全に外れました。ここまでくれば終わったも同然。ここから先は楽勝です。
新しい水栓の取り付け
まず新しいベースを取り付けます。輝いてますね。
ベースに水栓を取り付けると、外観的にはほぼ完成。取り付けは本当にあっという間です。
あとはシンクの下に戻って配管を繋いで・・・
作業完了!!
無事交換できました!!
今回の作業はなかなか大変でしたが、また一つ新しいスキルが身に付きました。
次は何をやってみようかな。
他の代替品候補
参考までに代替品選定時に候補に挙がった他の製品のリストを載せておきます。
どちらも取り付けられそうな感じでしたが、デザインと値段で今回の製品を選びました。
では、また。