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ハンディトラックボール(Relacon)に続く空中操作デバイス探求の旅、第二弾!!
今回はSatechiのR2 Bluetooth マルチメディアリモコンを試してみました。
注意:Satechi R2はApple製品にのみ対応しています。Windowsでは動作しません。
忙しい人に向けたまとめ
- 材質や仕上げに高級感があり、使っていて満足感があります。
- カーソルキーの遠隔操作が出来るので、電子書籍のページめくりなどに最適です。
- マウスカーソル操作も可能ですが、かなり使いにくいです(私は使ってません)。
- 複数のアップル製品での共用は可能ですが、切り替えがかなり面倒です。
外観
写真を何枚か撮ってみました。照明の影響で最初の2枚と3枚目で色が違って見えますが、3枚目の方が実際の見え方に近いです。
手元にある他のデバイスと比較してみました。
2021 Apple TV Siri Remoteとの比較
まず、手元にあったSiri Remote(Apple TV 4K(2021)同梱品)とサイズ感が近かったので並べて写真を撮ってみました(機能は異なりますが)。サイズ的にはSiri Remoteの方が少し大きいです。材質や細かな作りについてはSiri Remoteの方がいくぶん良いですが、Satechi R2もなかなか良い仕上がりで高級感があります。各ボタンも適度なクリック感があり、操作感が心地よいです。
Relaconとの比較
次にハンディトラックボール(Relacon)と比較してみました。質感や仕上げについてはSatechi R2の圧勝という感じです。アルミ筐体とプラ筐体では勝負になりません。部品の継ぎ目等の細かな作りについてもSatechi R2の方が上です。ただし、機能的には以下の点でRelaconの方が優れてます。
- RelaconはWindowsでも使えるが、Satechi R2はApple製品のみ
- Relaconはトラックボールでマウスカーソルを移動でき、Webブラウジング等に便利。
Satechi R2もマウスカーソルの移動可能だが後述のように使い勝手はいまいち。
一方、電源に関しては
- Relaconは単四乾電池2本
- Satechi R2はUSB type-Cの充電が可能
なのでSatechi R2の方に軍配が上がるかな。
操作性
本体の右側面のスライドスイッチでプレゼンモードとマルチメディアモードの切り替えができます。
プレゼンモードでは、カーソルキー操作やマウスカーソルの移動操作ができます。が、私の購入した個体だけかもしれませんが、マウスカーソルの移動はドリフトがひどくて実用に耐えませんでした。手を動かさずにカーソルを停止させようとしても、マウスカーソルがじわじわと移動していってしまうのです。
マルチメディアモードでは、音楽の再生・停止や音量調整等が出来る、ようなのですが、こちらはあまり使っていません。私の場合、音楽を操作する頻度はそれほど高くなく、その都度右側面のスライドスイッチを切り替える手間を考えると、直接MacやiPadの本体を操作した方が速いので・・・
ということで、Satechi R2はもっぱらカーソルキー操作による電子書籍のページめくりやブラウザのスクロールに使っています。この用途では、Relaconよりも快適に使えるので購入して良かったガジェットの一つとなっています。
不便な点
Satechi R2はマルチペアリングには対応していないようで、複数の機器で共用する場合は機器の切り替え手順が少し煩雑になります。Macで使った後にiPadで使うとか、iPadで使った後でMacで使うような場合はBluetoothの再接続ではなく、再ペアリングが必要となります。
すなわち、Bluetooth設定からSatechi R2の登録を削除して再ペアリング、という操作が必要となります。AirPodのようにBluetoothの再接続だけで切り替えられると楽なんですけどね~
Windowsマシンで試してみた
Satechi R2はApple製品専用でWindowsでは動かないことが明記されているのですが、もしかすると、という淡い期待のもとにWindowsマシンで動くかどうか試してみました。
結果はNGでした。
Bluetoothのペアリングが成功したようなメッセージが出るのですが、Bluetooth設定画面ではドライバーエラーと表示され、Satechi R2を操作しても反応がありません。デバイスマネージャーでも正しく認識されておらず、やはりWindowsでは動かないようです。
現在の使用状況
以上のようにSatechi R2はなかなか良いデバイスだと思います。
使途にもよりますが、椅子にもたれて机上のMacやiPadの電子書籍をパラパラめくりたいといった用途には、現状ではベストの選択ではないでしょうか。
ただしWindows環境では使えないので、私の場合、RelaconはほぼWindows専用と化し、MacbookAirやiPadProではもっぱらSatechi R2を使っています。前述のようにMacとiPadの切り替えが少し煩雑なのが玉に瑕ですかね~
では、また。