夏休みで少しまとまった時間が取れたのでIT環境の大掃除を行っております。
Web上のいろいろなサービスを利用していると、アカウントがどんどん増えてくるため、御多分に洩れず、私もパスワード管理ソフトを使っております。iPhone歴が長い(iPhone 3GS〜)こともあり、これまでは定番のパスワード管理ソフト「1Password」を購入して(iOS版+Windows版)快適に使用していました。
しかし、数年前に1Password 4が7へ移行した際に、Windows側のブラウザ機能拡張からアカウント情報の追加・修正が出来なくなったため使い勝手が大幅に低下し、不便さを感じていました。
新たに1Password 7を購入し直すことも考えたのですが、Windows版とMac版の両方を買うのは出費が痛く、将来のバージョンアップ時にまた同じようなことが起きないとも限らないので、乗り換え先のソフトを探し始めました。
パスワード管理ソフトに求めること
多くの人の利用実績があること。
パスワード管理は安全性が最重要なので、実績の少ないソフトは候補から除外異なるデバイス・OSで利用できること
Windows、Mac、iPhone等を併用しているので、同一の環境を使えるのが理想IDとパスワード以外の項目も保存できること
IDとパスワード以外の情報(支店番号など)がログインに必要なサイトもあるためパスワードマネージャー的な管理ソフトがあること
アカウントを一覧表示して編集できる機能があると整理するときに便利Webページに紐づかない情報も保存できること
ネット以外の情報(運転免許番号など)をWebページに紐付けせずに手動で追加したい無料であること
1Passwordの苦い経験から、まずは無料のものから探してみることにしました
候補
まずはIT大手から3製品。
- iCloudキーチェーン(Apple)
- Googleパスワードマネージャー(Google)
- Microsoft Authenticator(Microsoft)
- マイクロソフトアカウントを利用してデバイス間でアカウント情報を共有。iOS向けアプリあり
- ワンタイムパスワードに対応したサイトでのみ使用可能?
どれも安心感があって良いのだが、基本的にはURLに紐づけてIDとパスワードを管理するといった色合いが強く、痒いところに手が届かない印象。
IT大手以外では、
Bitwardrenがまさに私の要望にぴったりという感じなので、パスワード管理ソフトの移行先は「Bitwarden」に決定しました。
引越し作業
Webで調べてみると、1PasswordからデータをExportした情報をBitwardenにImportすることが簡単に引っ越しができるらしい。
まず、windows版の1Password 4アプリからデータをExportします。この時に私はより互換性が高いだろうという理由で「csv形式」を選んでしまいました(失敗)。次に、Web版のBitwardenで、このファイルをインポートします(詳しい手順は上記ページを参照)。
あとはChromeの機能拡張を追加すれば、ブラウザから簡単にBitwardrenが起動できま…
あれっ、機能拡張アイコンが表示されないよ〜
上記のサイトを参考に機能拡張をピン留めしたら、アイコンが表示されるようになりました。
早速使ってみると… まだ何かおかしい(泣)。
いろいろなサービスのログインページでブラウザの機能拡張を起動してもアカウントの候補が出てきません。Bitwardenアプリで見てみると、各アカウントのIDやパスワードは正しく移行できているのですが、URL情報が空欄になっており移行に失敗しているようです。
一旦全てのアカウント情報を削除して、最初から移行作業をやり直し。今度は「1pif形式」を使用したところ無事URLも移行できました。
Windows、Mac、iPhoneにアプリとブラウザ機能拡張を入れて使い始めました。今のところ問題なく動いているようです。