XtuServiceを退治する

 いつの間にか、普段使っているWindowsパソコンのCPU負荷がアイドル時でも10%程度で高止まりして推移するようになってしまった(泣)。
 先日Windows11にアップデートしてからはすこぶる調子が良くて、アイドル時のCPU負荷はおおむね1%前後だったのに何が起こったのか。

 タスクマネージャーを見てみると、XtuServiceという見慣れないプロセスが2~15%程度の間で変動しながらCPUを使い続けているようだ。

 タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブでCPU負荷の時間変化を見てみると、周期的にCPUコアを使い込んでいるプロセスがいるようだ。



 ますますXtuServiceが怪しい。Windowsツールの中にあるイベントビューアーで直近のエラー発生情報を見てみると・・・



 これはひどい!!

 おおむね、5秒おきにXtuServiceがSystem.ArgumentNullExceptionでエラーを発生させている。これがCPU負荷増加の原因か。
 このXtuServiceを止めるべくタスクマネージャーの「サービス」タブで該当するサービスを探ってみると・・・



 一番下の行の「XTU3SERVICE」というサービスが「開始中」と「停止」を交互に繰り返している。どうやら、何者かがXTU3SERVICEを起動させようとするがエラーで止まってしまい、また起動させる、というループに入っているようだ。
 このような状況なので、タスクマネージャーからXTU3SERVICEの停止を試みても、すぐにループに戻ってしまい状況は改善せず。

 どうやら、XTU3SERVICEを起動させている親玉を退治しないと現象は治まらないようだ。XtuServiceをネットで調べてみると・・・

www.intel.co.jp
 インテルのExtreme Tuning UtilityというツールがXTU3SERVICEを起動しているようだ。Extreme Tuning Utilityの略でxtuということか。なるほどなるほど。

 このページにExtreme Tuning Utilityのアンインストールおよび再インストール手順が書かれているのでやってみた。
 まずは最初の選択肢である以下の手順をトライ。

 Windows11ではアプリと機能の一覧にExtreme Tuning Utilityが出てこないようなので断念。もう一つの方法をトライ。

 最初に手順の1に従い、

C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\InstallUtil.exe

が存在することを確認。これは問題なし。次に、手順2のXtuService.exeだが、これは上記のページに記載されている場所とは少し違う以下の場所で発見。

C:\Program Files\Intel\Intel(R) Extreme Tuning Utility\Drivers\XtuService.exe


 あとは管理者でコマンドプロンプトを開いて、これらを組み合わせたコマンドを実行。パスにスペースが含まれているのでダブルクォーテーションで囲むのと、忘れずに「/u」を付けておく。

C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\InstallUtil.exe /u "C:\Program Files\Intel\Intel(R) Extreme Tuning Utility\Drivers\XtuService.exe"

すると上記のようなエラーが出てNG。



 やむを得ないので、手順3は飛ばしてExtreme Tuning Utilityをダウンロードして上書きインストールしてみることに。

www.intel.co.jp
 上記のサイトからXTUsetup.exeをダウンロードして実行。


 チェックボックスにチェックを入れてInstallを押す。アプリのインストールの許可を求められるので、許可するとインストールが始まる。


Restartをクリックして再起動・・・



 XtuServiceが見事に消えているではないですか。
 これでXtuServiceを退治するミッションは無事終了。
 私のパソコンに平和が戻ったようです。めでたしめでたし。


では、また